2025.7 台湾旅行記~その②~

台中第二市場が楽しすぎた話と、九份は日帰りではなく泊まったほうが楽しめた話

2025.7.20

 台湾旅行2日目は、昨日歩き回った疲労が抜けないまま、朝8時にスタートした。今日は台中第二市場で朝ごはんを食べた後、十分と九份に向かう予定である。

 台中第二市場は、ホテルから徒歩10分のところにある、台中のローカル朝市である。建物の中に食事ができる店があったり、お惣菜を売る店などがぎゅうぎゅうに詰まっている。市場ができたのは日本統治時代で、六角形の建物を中心に、3つの建物が放射線状にのびているという構造らしい。確かに、迷路のような市場を歩いていると、六角形の空間に行き当たり、そこから通路が6本伸びていて、「どこに行けばええんや?」と戸惑うことになった。100年の歳月を感じさせる建物内は薄暗くて、調理の熱気で蒸し暑く、剥き出しの電線や配管、無秩序な看板がびっしりで、かつての九龍城塞のようなディープな雰囲気(行ったことはないが)があって最高に楽しい。肉屋では何かの心臓がぶら下がっていたり、店主が鶏の足を包丁で切り落としていたりする。かと思えば、市場の一角に廟があって何かの神様が祀られていたり、ローカルな台湾を感じられる。
 
 市場の中にあった自販機で、S氏が買った黒松沙士という名前の炭酸飲料は、味の個性が強いクラフトコーラのような味わいで、S氏のお気に入りとなった。この時の私は、これからS氏が行く先々のコンビニで黒松沙士を買い求め、さらには空港の自販機で黒松沙士を大量に仕入れて帰ることになろうとは、思いもよらないのだった。

 さて、我々はこの第二市場で、魯肉飯が美味しいと評判の嵐肉燥飯專賣という店に行き、魯肉飯とスープを購入した。本当は、山河魯肉飯という店の魯肉飯を狙っていたのだが、あいにく我々が行った時には売り切れていた。ホテルに持ち帰って食べてみたところ、評価のとおりとても美味しく、味付けが日本人の舌に最適化されていた。魯肉飯は八角の香りがしないため、八角が苦手な(私のような)人にはピッタリだった。スープはいくつか種類があったが、あっさりした味のスープに、つみれやワンタン、大根が入ったものを選んだ。日本のものに比べてすり身のすり方が荒いのか、食感が良いのと魚介の味わいがしっかり感じられるところがとても良い。ワンタンも、塩胡椒しっかりめの餡が美味しい。S氏は、もっとパンチの効いた魯肉飯を食べてみたいようで、九份で魯肉飯リトライをすることになった。前に台湾旅行に行った時は、ホテルで食べた魯肉飯は八角が効いて甘い味がした気がするし、台北101のフードコートで食べた魯肉飯は生姜が効いていて美味しかった気がするので、店によってかなり味が違うのだろう。

▲嵐肉燥飯專賣の魯肉飯とスープ

 しかし台湾の朝市は本当に楽しい。雙連朝市も楽しかったが、個人的には第二市場の方がローカルな台湾を感じられて好みである。

 朝ごはんの後は、タクシーで新幹線の台中駅に向かう。台中は、新幹線の駅とローカル線の駅がかなり離れたところにあるため、タクシーを使わない場合は市バスで向かうことになるだろう。新幹線は、事前にオンラインで予約もできるが、乗る時間が分からなかったため駅に着いてから切符を購入することにした。指定席は軒並み満席だったが、自由席を購入し、なんとか時間のロスなく新幹線に乗ることができた。台中から台北までは、新幹線で1時間だ。今回は、台北の先の南港という駅まで新幹線で向かい、南港から台湾鉄道に乗り換えて瑞芳へ行く。瑞芳から平渓線に乗り換え、十分で下車。

 十分は、屋台の立ち並ぶ老街の真ん中を電車が走っており、電車と店の距離が至近距離であるというのが特徴だ。天灯上げが有名で、願いごとなどを書いた大きな天灯を、線路の真ん中に立って空に上げるという体験ができる。

 老街自体はとても小さいので、十分から瑞芳に引き返す電車が来るまでの1時間で、十分観光できる。お店は、センスのいい雑貨屋が1軒と、天灯あげの店がいくつか、食べ物やジュースの屋台とお土産物屋がたくさん、といった感じだ。S氏は旅行先でバッジとマグネットを記念に買うことにしており、バッジを探して色々な店を覗いていたが、マグネットばかりでバッジはほとんどなかった。私も前回、台湾旅行の記念バッジを十分で探し回ったが、センスのいいバッジが見つからなかった記憶がある。そして九份でも同じようにバッジを探し回ったが見つからず、結局私は台北市内の迪化街というところで買った覚えがある。S氏のバッジも、九份で見つからなかった場合、私がバッジを買った店に最終日に寄っていこうという話になった。

 バッジはなかったものの、十分では黒豚ソーセージとスターフルーツのジュースを購入。黒豚ソーセージは、少し甘めの味付けで美味しく、スターフルーツジュースははちみつ梅のようなねっとりした味わいで、水と氷で薄まるとちょうど良くなる。なお、黒豚ソーセージを写真に収める時に、ソーセージが逆光になったせいで写真写りに若干の問題が生じた。写真写りがどうにもセンシティブであったため、我々は「大きい」「太い」「頬張りきれない」などと言いながらソーセージを食べた。
 さらに、「海苔脆片」という美味しいおやつも購入。これは、砕いたカシューナッツを味付け海苔ではさんだもので、味付け海苔の甘じょっぱい味にナッツの香ばしさがプラスされた、やみつきスナックである。5袋買うと1袋おまけしてくれたため、3袋ずつ山分けすることになった。

 十分から瑞芳までの電車は、二両編成に乗客がこれでもかと詰め込まれるため、30分立ちっぱなしである。これがかなり辛かった。疲労困憊の両足が、もう限界だと悲鳴をあげていた。瑞芳から九份へはバスで15分程度のため、当初はバスで向かう予定であったのだが、今すぐ足を休めないとハルマゲドンが起きてしまうことから、タクシーを使うことに決めた。

 九份に着き、まずは今日泊まる隠山居に向かう。こちらは、二階建ての一軒家を丸ごと貸切できるという民宿で、調度品が中華風のもので統一されているという、雰囲気抜群の宿である。予めショートメールのメッセージで到着時間を伝えていたため、宿の前に行くとすぐにお姉さんがやってきて、部屋に案内してくれた。入口はナンバー入力式のオートロックの扉で、中に入った瞬間、中華風の大きな飾り窓に圧倒された。玄関から既にテンションが上がるが、室内の様子はさらにロマン溢れるものだった。

 六角形の机や、中華風の長椅子、茶器が並ぶ飾り棚、鏡の縁には、中国の故事か神話の一場面が彫刻されている。床も、鹿港の赤レンガを思い出させる色合いだ。三国志にハマっていた高校生時代の我々がここに来ていたなら、狂喜乱舞していただろう。お姉さんに部屋の使い方を説明してもらい、宿代を支払ったあと(現金のみなので注意である。今回はS氏に海外キャッシングをしてもらって何とかなった)、入口から2階まで部屋の様子を動画でじっくり撮影した。それからありとあらゆる場所で記念撮影をし、狂喜乱舞したのであった。どうやら高校生時代から何も進歩していなかったようである。

心ゆくまでルームツアーを楽しんだ後、満を持して九份の街へ。九份を散策しつつ、張記九份傳統魚丸で魚のつみれスープと魯肉飯を購入した。つみれスープのつみれは、しいたけ入りつみれと、肉の餡入りつみれ、真っ白な魚のすり身つみれの3種類が入っている。どれも素材の味がしっかり味わえて美味しかったが、肉餡入りつみれは、餡の塩気とつみれの仄かな甘みが合わさって、特に美味しかった逸品である。魯肉飯の方は、八角が香る甘めの味付けで、S氏の想像する魯肉飯の味だったようだ。八角の強さは30%程度なので、八角が苦手でもそこまで苦にはならないだろう。ただし、脂身が多い点は少し気になった。

 ちなみに、S氏はこの店に入る前に臭豆腐を購入しており、なんと完食している。臭豆腐は世界臭い食べ物ランキング10位の食べ物で、前回の台湾旅行では臭豆腐の臭いの前に全ての食欲を喪失してしまった過去がある。S氏はそんな私の体験談を聞いて、どれほど臭いのだろうと興味をそそられていたようだった。台中の夜市でも臭豆腐を見かけたのだが、一番臭い臭豆腐に対戦を申し込むのだと言っていた。すごい覚悟だ。私が一番臭いと思った臭豆腐は、九份の入口すぐにある店で、前回は「入口からすごく臭い!」と息を止めて逃げ惑った記憶がある。しかしS氏は私よりも臭豆腐に耐性があるのか、あまり気にしたふうもなくこの店で臭豆腐を購入していた。なお、この時私は2メートル離れた場所に退避した上で息を止めていた。しかし実は、臭豆腐の味自体にはほとんど癖はないのだ。S氏から少しだけ臭豆腐を分けてもらって食べた感想である。臭いのは臭豆腐を煮ている汁なのだそうだ。したがって、屋台から離れれば臭豆腐はさほど脅威ではなくなるのたという、新たな知見を得ることができた。

 ひととおりメインストリートを散策したあとは、自称湯婆婆の館、阿妹茶樓のある賢崎路へ。夕方の時間、このあたりはとんでもない人だかりができる。写真撮影は日帰り観光客が帰る8時以降にすることにし、晩ごはんを食べるレストランに向かう。

▲レストランに続くトンネル

 実はこの阿妹茶樓の入口の隣に、石造りのアーチの入口があり、芋仔蕃薯と書かれた額がかかっている。たいていの観光客は阿妹茶樓の撮影に夢中で、このトンネルをくぐる人は少ない。ここが芋仔蕃薯というレストランの入口になっており、細いトンネルを抜けた先に、立派な中華風の楼閣が現れるのだ。入口からロマンに溢れているのである。
 このレストランでは、テラス席から九份の景色を眺めながら、台湾料理や台湾茶を楽しむことができる。建物内の造りや家具も中華風で統一されているため、雰囲気も非常に良い。

 我々が注文したのは、水蓮菜の炒め物と、豚の蹄の肉、蜂蜜と金木犀のお茶だ。水蓮菜は台湾の高級野菜のようで、茎の部分を食べるらしい。シャキシャキした食感で、見た目は、空芯菜をもっと細くした感じが近い。これが絶品で、上品でありながらにんにくが効いた味付けは、高級な中華料理店て出てくる野菜炒めを想起させる。野菜不足の身体が今まさに求めていたものだ。台湾で水蓮菜の虜になる人も結構いるのだという。
 豚の蹄は、大皿に敷き詰められためんまの上に、人の顔ぐらいある大きな塊肉がのった状態で提供され、フードファイトのゴングが鳴り響いた。肉はおそらく甘じょっぱい煮汁で煮込まれているのだろう。表面は煮詰めた醤油の色をしているが、切込みを入れるとチャーシュー色の断面が現れる。

 味は高級チャーシューの味だ。ソースの肉への染み込み具合が、肉本来の味わいを損なわない絶妙なバランスだった。屋台グルメの美味しさとは違う、料亭の味だ。しかし、量がとんでもなく多いため、フードファイターではない人間2人で完食するのは不可能だった。我々は果敢に戦い、そして敗れ去ったことを、ここに記しておく。最後に、蜂蜜金木犀のお茶であるが、急須から茶器に注ぐと、金色のお茶と一緒に金木犀の花が茶器を満たし、その香りが広がる。味は蜂蜜の風味が強いのか、かなり甘めだ。甘いお茶はあまり好みではないが、見た目が美しいのと、金木犀の花と香りを楽しめる点はポイントが高いといえる。

 午後8時頃まで芋仔蕃薯で豚肉と格闘し、そろそろ人も少なくなってきただろうと踏んで、再び阿妹茶樓へ。無人とはいかなかったが、この時間になると格段に人通りは減り、写真が撮りやすい。この時間には帰りのバスがなくなり、店も閉まるため、日帰りの観光客はほとんどいないのだろう。とはいえ、タクシーで帰る人や九份に宿泊する人も一定数いるので、人が写りこまないように写真を撮るのはまだまだ難しかった。

▲パイナップルケーキ

 阿妹茶樓と九份のランタンを写真に収め、宿の特典でもらえる無料のパイナップルケーキを貰いに、セブンイレブン近くの土産物屋へ向かう。我々は無料のパイナップルケーキを1つ貰える特典だと思っていたが、どうやら何か購入しないと割引やオマケは貰えないようだった。当初の思惑からはずれてしまったが、この店で手作りしているというパイナップルケーキを試食したところ、かなり美味しかったため、お土産に購入していくことにした。

 お土産も手に入れたところで、宿に戻る。先程も述べたように、かなりのお店が8時頃には閉まるため、九份は夜遅くまで遊ぶのには適していない。そのかわり、宿の雰囲気が最高なので、じっくり堪能しておくこととする。宿の内装の素晴らしさについては既に述べたが、過ごしやすさという点でも申し分ないものだった。キッチンには冷蔵庫や電子レンジもあり、蛇口を捻れば飲料水も出る。トイレは清潔な洋式で、トイレットペーパーを流せない(台湾ではどこでも流せないため、これはもう仕方ない)こと以外に不満はない。シャワールームも綺麗で、お湯もちゃんと出るし、水圧が弱すぎるということもない。ダブルベットは十分な広さがあるし、高い枕と低い枕が選べる。また、1階にも2階にもバルコニーがあるので、天気が良い日は外に出て景色を楽しむことができる。九份に泊まりたい人にはぜひおすすめしたい宿だ。1つだけ難点を挙げるとすれば、玄関のナンバーディスプレイの反応が悪く、私の指には反応するのだが、S氏の指には反応しなかったのだ。台中の高苑商務ホテルに続き、九份の隠山居も、高度な鍵開けスキルを要求される宿だった。我々2人のどちらが欠けてもこの旅は詰んでいたということだ。

2025.7.21

 旅の最終日。疲労から、起床時間はどんどん遅くなり、8時半を過ぎてからようやく我々は活動を始めた。九份を発つ前に、阿妹茶樓に寄って台湾茶を飲みに行かなければならない。賢崎路に向かうと、なんと朝は驚くほど人が少なく、貴重なシャッターチャンスであった。

 タイミングを計れば、無人の写真を撮ることすらできた。

 阿妹茶樓は、九份で1番映える写真スポットなだけあって、どこを切り取っても絵になる。外観を写真に収めたあと、入口の前で写真を撮り、中に入ってからも庭の写真を撮り、階段の途中でも写真をとって、なかなか入店できなかった。

入店を果たしてからも、眺めのいい窓際の席に座ることができたので、風景の写真を撮りまくった。九份は、急な山の斜面に広がる街で、山の麓が海になっているので、山と海が1枚の写真に収まるのだ。昼間の景色も夜景も美しい。

 阿妹茶樓のメニューは台湾茶のセット以外に軽食もあるらしいが、今回の旅で台湾茶をまだ飲んでいなかったので、温かい台湾茶と茶菓子のセットを注文した。暑い日に熱い台湾茶を飲むのは大変だが、台湾茶の独特の作法が見られるのは、温かいお茶を頼んだ場合だけなのである。

 台湾茶の作法では、まずやかんから急須(茶壺)にお湯を注ぎ、茶器を温める。温めるのに使ったお湯は捨てる。茶葉を、急須の4分の1まで入れ、お湯を注ぎ、まずは茶葉を洗う。洗ったらお湯は捨てる。それからお湯を急須に注ぎ、20秒蒸らす。20秒経ったら、ピッチャー(茶海)にお茶を注ぐ。同じ茶葉は5回使うことができて、回数が増えるごとに蒸らす時間が10秒ずつ増えていく。なお、1回目のみ、ピッチャーからまず聞香杯というコップにお茶を注ぎ、聞香杯から茶杯(口をつけるコップ)にお茶を移す。聞香杯に残ったお茶の香りを楽しんだら、茶杯からお茶を飲む。だいたいこんな流れだった。茶菓子は、うぐいす色のらくがんと、味付け海苔とカシューナッツを砕いて薄焼きにしたもの、梅のような干し果物の砂糖漬け、きな粉わらび餅の4種類で、どれもなかなか美味しい。お茶は、高山茶という種類のお茶で、烏龍茶に1番近いが、ジャスミン茶のような味わいと苦味がプラスされている。どこかのブログで、茶葉の質は阿妹茶樓よりも九份茶坊のほうが良いと書いていたが、確かに前回の台湾旅行で訪れた九份茶坊のお茶の方が、香りも味も強くて品質が良かったように思う。素人なので適当な感想ではあるが。

 さて、台湾茶が大好きな私であるが、暑い日に熱いお茶を飲み続けなければならないのは、かなり大変である。お茶の淹れ方を説明してくれたスタッフは、「15回飲めるよ」と言って去っていったが、瑞芳から出る電車の時間が迫っている。5回分のお茶はなんとか飲み干し、残りの茶葉は包んでもらって、「頑張ったね…」「やりましたね、私たち」とお互いを労いながら、店を後にしたのだった。

 九份から瑞芳までは、バスでも良かったのだが、バス停を探している最中にタクシーに声をかけられ、安かったのでタクシーで瑞芳まで向かうことに。瑞芳からは電車で台北に戻り、迪化街に寄ってS氏のバッジを探す予定なのだが、これがかなりのハードスケジュールだった。前回の台湾旅行で私がバッジを買った店であるが、もう店の名前も覚えておらず、「この通り沿いのどこかにある」程度の記憶しかなかった。それが結局、想定より駅から遠い場所にあったのである。
 台北からMRTで大橋頭駅まで向かい、迪化街のメインストリートを北から南下しながら店を探してみる。しかし、全くそれらしい店が見当たらない。しかも、思っていたより迪化街が長い。そこで、雰囲気の良さそうな雑貨屋が目に入った時、S氏にはちょっとその店で待っていてもらい、その間に私1人で探してみることにした。S氏はスーツケースを引いていたので、私が走って探す方が良いだろうと思ったのだ。ところが、さらに一人で南に走れども走れども、それらしい店は現れない。移転や閉店した可能性、通りを間違えた可能性が頭をよぎる。何度も諦めて引き返そうかと思ったが、我が友セリヌンティウスにバッジを届けるのだと自分に言い聞かせ、メロスは走った。もうダメかと思ったが、何となく見覚えのある店構えに足を止める。二度と忘れないように店の名前を記しておくと、民藝埕というお店である。うつわのお店なのだが、6種類のバッジがうつわに混じって売られていて、それが抜群にセンスがいいのである。

▲迪化街のメインストリート
▲追い求めたバッジ

 さて、店を特定できたのはいいが、S氏と別れた地点からかなり南下してきてしまったため、バッジの写真を撮って送り、選んでもらうことにした。無事にバッジを買えて一安心ではあるが、この時点でどう頑張っても当初乗りたかった空港行きの電車には間に合わない。とりあえず走って来た道を戻りながら、電車乗り換えアプリで調べてみたところ、空港に着くのが14時15分頃になりそうなのである。15時40分発のフライトには間に合うだろうが、ゆっくり食事をとる時間があるかというと、怪しくなってくる。こういう時はもう、タクシーの出番である。

 大橋頭駅でS氏と合流し、Uberで呼んだタクシーで空港へ。ちなみに台湾桃園国際空港には第1ターミナルと第2ターミナルがあり、LCCが第1、キャリアが第2となっているので注意である。

 13時30分頃に空港に到着し、チェックインを済ませたあと、地下1階のフードコートで昼ごはんを食べることにする。S氏が、本格的な中華粥が食べられる店があるらしいと調べてくれていたが、どうやら中華粥は午前中だけの時間限定メニューとのこと。仕方が無いので、中華粥の店(麦記という店だ)の他のメニューを注文した。

▲空港で食べた最後の晩餐。ちゃんと味がした。

 13時30分頃に空港に到着し、チェックインを済ませたあと、地下1階のフードコートで昼ごはんを食べることにする。S氏が、本格的な中華粥が食べられる店があるらしいと調べてくれていたが、どうやら中華粥は午前中だけの時間限定メニューとのこと。仕方が無いので、中華粥の店(麦記という店だ)の他のメニューを注文した。ご飯とおかずのワンプレートに、スープが2つ付いたランチセットだ。おかずは、野菜炒めなどの副菜と、ローストダックとチャーシューである。ローストダックは、日本の中華料理店で頼むととんでもなく高い北京ダックの味がするし、ほかのおかずも美味しいので、これにして正解だったかもしれない。スープは、鶏がらスープの味がする緑色のおかずスープと、黒蜜を薄めたような味がするスープだった。甘い方のスープにはバジルシードが入っていて、なかなか不思議な食感であった。バジルシードは、水を含むと約30倍に膨らみ、ゼリー状の膜を張るようになる食べ物で、デザートやドリンクの材料としてよく使われるようである。見た目はカエルの卵そっくりだ。日本ではまず食べる機会が無いため、帰る直前に食べることができて良かった。前回の台湾旅行の最後の晩餐は味のしないチャーハンだったが、今回は充実した内容となった。

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会社員&イラストレーター。

仕事が嫌なので、海外旅行で現実逃避するのがやめられない。
しかし海外旅行のためにはお金が必要なので、仕事もやめられない…。

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