Get Your Guideはチケット引き換え場所が分からない問題と、ヴェネツィアのゴンドラは高いけど乗るべきだった話
2025.9.22
非常に楽しみにしていたイタリア旅行、ついに出発の日がやってきた。先週の金曜日の業務時間中から心はすでにヴェネツィアのゴンドラの上にいたが、明日の今頃は本当にゴンドラの上にいるはずである。
フライトはエールフランスというフランスのキャリアで、11時20分関空発、パリのシャルル・ド・ゴールでのトランジットを経て22時10分にヴェネツィアのマルコポーロ空港に到着する便だ。トランジットは18時55分パリ着、20時30分パリ発という良心的な時間設定である。さすがキャリア。
ちなみにエールフランスはオンラインチェックインがめちゃくちゃ簡単に出来るので、事前にやっておくと便利だ。
空港には2時間前に着いた。両替、チェックイン、保安検査はスムーズに進み、台湾旅行でも食べたおにぎりバーガーをかじりながら搭乗を待つ。
飛行機が出発する11時20分は、現地時間で言うと朝の4時20分で、出発後2時間経ってから1回目の機内食が出てきた。

きっと朝ごはんということだろう。メインはチキンかパスタが選べ、チキンを選ぶとチキンのブラウンシチューが出てくる。これはなかなか美味い。あとはコールスローサラダとミニケーキ、ミニフランスパン、チーズ、謎のスナックだ。スナックとチーズはフランスで作られたもののようだ。スナックは味のしないカンパンの味がして、口の中の水分が奪われていく。チーズは味がかなり薄いカマンベールチーズだ。なお、フランスパンはフランス産ではなく大阪府泉佐野市産だった。噛みちぎるのに苦労することも含め、いたって普通のフランスパンだ。
ちなみに、同行者の夫はフランスパンを貰えなかった。あまり空腹ではなかったので私のパンをシェアしたが、「アイ ハブ ノー パン…」と悲しそうに呟いていた。せめてブレッドと言うべきだった。
食後は、12時間を超えるフライトのお供として持ち込んだ塩野七生著「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読んで時間を潰すことにする。舞台がイタリアなので、気分が盛り上がると思っての選択だ。夫は隣でソードアート・オンラインを読んでいる。
さて、出発から12時間ぐらい経過した頃、2回目の機内食が出てきた。
ホットパイが出来たてで美味しく、あとは日本製のヨーグルトやおやつ、サラダとフルーツだ。どうみても朝食のメニューが提供されたが、現地時間は18時ぐらいである。12時間前の機内食と順番が逆ではなかろうか。しかもかなり食事の時間が空いたので、夫は4時間前から空腹を訴えていた。大丈夫だろうか。

機内食を食べ終えて程なくして、飛行機はシャルル・ド・ゴール空港に着陸した。
保安検査と入国審査を受けた後に、フィレンツェ行きの搭乗口へ向かう。
さすがパリの空港というべきか、なんとなく全体的におしゃれな空港だ。

パリからベネチアのマルコ・ポーロ空港には、2時間足らずで到着した。機内ではサンドイッチの軽食が出て、夫はハムとチーズ、私はチーズときゅうりのサンドイッチを食べた。柔らかくて素朴な味のカンパーニュのサンドイッチで、味はまあ普通だった。
空港からホテルのあるメストレへは、直通バスがある。空港内のわかりやすい場所に自動券売機があり、バス乗り場への表示もある。乗り場はいくつかあるが、表示にMESTREと書いてある乗り場で待っていればきっと大丈夫。バス車内では、運転手が自由にBGMをかけていたり、乗客がスピーカーで通話していたりして、かなりフリーダムだ。
ヴェネツィア滞在中のホテルは駅チカという条件のみで選んだCampanile Venice Mestreである。20分ほどでバスがメストレ駅に到着し、徒歩3分ぐらいでホテルまでたどり着くことができた。やはり駅チカは正義だ。ホテルの規模や部屋の雰囲気は、日本のビジネスホテルクラスだと思われる。ヴェネツィア本島に泊まるロマンも検討したのだが、本島はかなり高いくせに建物は古くてそんなに綺麗ではない…という数々のレビューを見て断念した。もちろん高級ホテルと呼ばれるクラスともなれば、見合ったサービスや設備なのだと思う。ちなみに、怖いもの見たさで「ヴェネツィア 高級ホテル」で調べてみたところ、最安値検索エンジンにおいてすら25万や29万といった天文学的数字がずらりと並んでいた。恐ろしいことである。
2025.9.23
昨日は深夜1時頃に就寝し、目覚めたのは朝7時頃だった。日本との時差を考えた場合、昨日丸1日徹夜して、朝に仮眠をとって昼頃目覚めた計算になる。私の場合、仕事がない日にゲームをしているとよくそんな生活リズムになるので、幸いなことに不調を感じることはなかった。夫の方は、昨日めちゃくちゃ眠くて辛かったようである。これは不摂生がプラスに働く珍しいケースといえる。

ホテルの朝食は、品数少なめの洋食ビュッフェだったが、4種類の生ハムが並んでいたのは嬉しかった。食べた中で一番美味しかったのは、カリカリに焼いたベーコンである。これは本当に美味しかった。日本のベーコンも全部これでいいと思う。
パンも結構種類があり、どれがいちばん美味しいか食べ比べてみたいところだったが、ひとつひとつがかなりの大きさで、フードファイトの予感がしたため断念した。
朝食の後は、鉄道を使ってヴェネツィア本島のサンタ・ルチア駅へ向かう。
自動券売機でチケットを買ってホームに向かうが、改札らしきものが存在しない。列車の中でチェックが入ることもない。さらにサンタ・ルチア駅で降りた時も改札がない。結局、私が買ったチケットが改められる機会はついぞ訪れなかった。
さて、念願のヴェネツィアについに上陸したわけであるが、その感動を味わうのはサンタ・ルチア駅を出た瞬間だ。
駅の前を走る運河、その向こうにずらりと建ち並ぶヴェネツィアン・ゴシックの街並み。中世ヨーロッパ風ファンタジーゲームの世界にいるような感覚になる。中心部の方へ行けばもっと有名で映えるスポットはたくさんあったのだが、最初にヴェネツィアを浴びた時の風景は、とても印象に残っている。

今日のヴェネツィア観光の予定は、午前中のうちにまずリアルト市場へ行き、午後からサン・マルコ広場のあたりを観光し、夕方ゴンドラに乗るというものである。ヴェネツィアの観光名所は、事前予約でないと厳しいというレビューをよく見かけたので、サン・マルコ関係は約1か月前にチケットをすでにとっている。時間指定があって行動の自由は制限されるが、まあ仕方がないだろう。
さあリアルト市場に向かおうかというところで、左手に雰囲気のいい街並みが見えたので、少しのぞいていくことにする。ところが、少しの寄り道のつもりが、進んでも進んでも雰囲気のいい街並みが続いていくので、引き返すことができない。どこを切り取っても写真映えする街並みなので、毎秒写真に収めないといけない。しかも迷路のように裏路地が入り組んでいるせいで、全ての裏路地を歩いてみたくなってしまう。
こうして、ヴェネツィア散策第1歩から脇道にそれた結果、一番最初に訪れたのはDESPAR Teatro Italiaというスーパーになった。

現地のスーパーをのぞくのはワクワクして楽しいものだが、このスーパー、使われなくなった古い劇場を改修してできたもので、観光スポットの性質も兼ねているのだ。天井や壁にフレスコ画が残っていて、なかなか他に例を見ない美しいスーパーマーケットだ。
日本とは違う品揃えを眺めて楽しみ、ピーチティーとレモンティーを購入。普通に美味しいが、若干人工甘味料の後味が強めな気がする。
その後、さすがに当初の目的であるリアルト市場へ向かうことにする。市場はあまり遅い時間になると品揃えが少なくなったり店じまいしてしまったりするらしい。リアルト市場は、超有名なリアルト橋の近くにある。そのため、駅から徒歩で向かうには、「PER RIALTO」と書かれた標識に従って進むとよい。
リアルト市場までの道中、小さな橋をいくつか渡るのだが、この小さな橋からの風景が最高で、毎回写真を撮らないと気がすまなくなってしまう。また、細い裏路地をいくつも通るので、中世ヨーロッパの裏路地にテンションが上がる民としては、3歩歩くごとに1枚シャッターを切らねば気がすまない。そんなわけで、リアルト市場にはなかなかたどり着かなかった。

かなりの時間をかけて、リアルト市場に到着した。
リアルト市場は、魚市場と青果市場で構成されている。ここは、個人的にはヴェネツィアで1番楽しかったかもしれない場所だ。

魚市場では、水揚げされたばかりの魚介類が、1尾丸ごとの状態でずらりと並べられている。1メートルぐらいの魚も丸ごと並べられているので、迫力がすごい。また、巨大なカジキマグロの頭部もおかれ、身は切り身で並べられている。他には小さめのカニや大量の貝、シャコも並んでいた。そして、丸っこい体つきのカモメたちがじっとこちらを見つめていて、店主の隙をついて魚の切り落しを盗んでいった。

青果市場の方も、日本とは少しずつ形の違う野菜や果物が並んでいて面白い。ナスが鮮やかな紫で細長かったり、シワシワのトマトや、トウガラシのブーケ、ポルチーニ茸などがあった。また、観光客向けにラッピングされたハーブやスパイスを売る店もあった。

市場を見たあとは、レストランで昼食をとることにする。ヴェネツィアのレストランは高いし不味いし、特にピザに関しては、ヴェネツィアでピザ窯を作ることが禁止されているので、美味しいものがない…らしい。ヴェネツィアの食事事情を調べると、ロクでもない情報ばかりが集まってくる。そのなかでも、信頼できそうな情報をもとに、イカ墨パスタが美味しいというCa’ d’oro Alla Vedovaというバーカロに向かうことにする。
バーカロに行くにあたってはGoogleマップを使うわけだが、ヴェネツィアは道が迷宮のように入り組んでいるので、ナビモードにして案内してもらうことにする。方角があっていたとしても、道が繋がっているとは限らないためだ。もっとも、ナビにも注意点があって、徒歩のみで行けるルートを表示してくれる訳ではないのである。というのも、運河が張り巡らされたヴェネツィアでは、トラゲットという有料の渡し船があるのだが、Googleマップはトラゲット前提のルートで提示してくるからである。ナビを信用して脳死で歩くと、目の前に運河しかない行き止まりに連れていかれることがあるのだ。
レストランに向かう道中、有名なリアルト橋を渡る。
付近はかなりの人混みだった。橋の真ん中は特に、写真を撮ろうとする人々で埋め尽くされている。レストランからの帰りに写真を撮ったのだが、旅行ガイドブックや世界ふしぎ発見で見た、あの1番有名なヴェネツィアの景色が広がっていた。これを見るために来たと言っても過言ではなかった。


さて、レストランについてだが、なんと日本人客が他に3組ぐらいいた。みんな同じブログを見たのだろうか。注文したのはレモネードと炭酸でない水、イカ墨パスタと牛肉のミートボールを揚げたものだ。パスタが18ユーロ、ミートボールが18ユーロする。飲み物は3~5ユーロぐらい。2人合わせて合計85ユーロだったのには目が飛び出でるかと思った。日本で考えるととんでもないボッタクリ店だが、これでヴェネツィアの相場なのである。味の方はちゃんと美味しいので大丈夫だ。友人が、ヨーロッパで食べたパスタは麺が太くてあまり美味しくなかったと言っていて不安だったが、常識的な麺の太さで安心した。しかし、感動するほど美味しいかと聞かれれば、カプリチョーザのトマトニンニクの方が好きである。ミートボールも美味しいのだが、1個のミートボールに18ユーロ??と首を傾げたくなる。

イカ墨パスタにイカが入っていなかったことにひそかにショックを受けた。なお、イカ墨パスタを食べた後は唇が真っ黒になるので、マレフィセントごっこができる。ミートボールの写真がないのは、あまりの小ささにショックを受け、写真を撮り忘れたためである。
昼食の後は、サン・マルコ広場周辺を観光することにする。サン・マルコ広場はヨーロッパ一美しい広場と言われているそうだ。サン・マルコ大聖堂、ドゥカーレ宮殿、ムーア人の時計塔という、名だたる建造物に囲まれた広場は、確かに圧巻である。
まずは、ドゥカーレ宮殿とコッレール博物館、マルチャーナ図書館、国立考古学博物館に入れる共通券で、ドゥカーレ宮殿を見学することにする。

広場の名前は、ヴェネチアの守護聖人福音記者マルコに由来する。
聖マルコがなぜヴェネチアの守護聖人かというと、9世紀のヴェネツィア共和国の総督が、国家の権威付けのために、アレクサンドリアにあった聖マルコの聖骸を、ヴェネツィア商人に命じて盗ませたからである。


ムーア人の時計塔は、15世紀、ヴェネツィア政府が当時有名だった時計職人に依頼して作られた。海から船でヴェネツィア入りした時に、真正面に見える位置に、いい感じの時計塔を作りたかったのである。最上部にある2体のムーア人のブロンズ像が、決まった時刻に鐘を鳴らす。
ヴェネツィア共和国は7世紀末に東ローマ帝国から独立し、1797年にナポレオンに降伏するまで1000年以上、海上貿易によって栄えた。「アドリア海の女王」というかっこいい二つ名もある。
そんなヴェネツィア共和国の政治、行政、司法の中心だったのが、ドゥカーレ宮殿。
大評議会の間には、ヴェネツィア・ルネサンスを代表するティントレットの「天国」が大きな壁一面に描かれている。


サン・マルコ大聖堂は、聖マルコの聖骸を安置するための聖堂である。ヴェネツィアのシンボルになっている「有翼の獅子」は、聖マルコの象徴。人の欲望を食べる悪魔ではない。
宮殿はヴェネツィア共和国の政府があった場所で、煌びやかな宮殿と、宮殿と繋がった牢獄が見学できる。宮殿はどこも豪華絢爛だ。大広間の天井には、金色の繊細な装飾とルネサンス期の画家によって描かれた天井画が広がっている。

大聖堂に隣接しており、ドームが見える。

天井画が見事なことで有名だが、ほとんど写っていない。

世界最大の油絵で、制作に6年かかったらしい。途中で飽きて発狂しそうだ。
そして、豪華な宮殿の一角から細い通路がのびており、その先に牢獄へと続くため息橋がある。ため息橋の名前は、囚人が独房に入れられる前に窓の外からヴェネツィアの美しい景色を見られるのは最後ということで、囚人がため息をつくというのが由来らしい。しかしなぜか、地元の言い伝えによると、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるのだという。不思議な話である。ドゥカーレ宮殿に入場すると、ため息橋を通って牢獄に入るところも見学できる。宮殿とは一転した暗くて冷たい石造りの牢獄の様子は、ギャップがあってかなり面白かった。

ドゥカーレ宮殿の後は、サン・マルコ大聖堂に入ろうとしたのだが、ここで問題が発生した。Get Your Guideから送られてきたチケットをスタッフに見せたところ、これはバウチャーだからチケットに引き換えないといけないと言われる。しかし詳細を確認しても、チケットの引き換え場所は大聖堂の内部にピンが刺さっている。チケットを貰うためには大聖堂に入らないといけないが、大聖堂に入るためにはチケットが必要ということ…???一応Get Your Guideのスタッフがいないか辺りを探し回ったが、そんな人はいない。メールを何度見返しても、Get Your Guideの予約ページを眺め回しても、大聖堂のスタッフが求めている正式なチケットは無い。他の観光客の様子を見ていても、似たような状況で大聖堂に入れなかったと思しき人を何人か見かけた。非常に腹立たしいが、返金請求は後でやるとして、コッレール博物館の見学に行くことにする。まあ良いのだ、クリスチャンではないし、聖堂内部を見たところでそんなに感動なんてしないだろう。…いや、やっぱり腹立たしいな。Get Your Guideめ、許さんからな。
コッレール博物館は、1800年代のベネチア貴族、テオドロ・コッレールの収集コレクションを収めた博物館らしい。彫刻や絵画の他に、金ピカのガレー船の模型や、中世の武具の展示があったり、大きなシャンデリアが輝く大広間に入ることもできる。
もっと歴史に対する高い教養があるか、イタリア語や英語で書かれた説明文をすらすら解読できる力でもあれば、もっと深く展示内容を理解できるかもしれない。コッレール博物館とマルチャーナ図書館と国立考古学博物館は内部で繋がっていると聞いていたが、全て回り終えたのかそうでないのかあまり分からないまま1周してしまった。
博物館を出た後は、朝から石畳の上を歩き回って足が痛すぎるので、適当なカフェに入りカプチーノを注文した。なんとカプチーノは1杯5ユーロした。これがヴェネツィア中心地お得意のボッタクリ価格である。イタリアの他の場所では1ユーロだというのだから驚きだ。1時間ほど休憩し、スーパーに晩御飯を調達しに行く。飲み物と生ハム、アンチョビのマリネ、エビ・イカ・タコ・ムール貝の入ったマリネを購入。合計17ユーロ。安い。

散策中、小さめの教会があったのでサン・マルコ大聖堂に入れなかった無念を晴らすために入ってみた。教会のそばには、「criminale sperma――!!!!」と叫び続ける女性が座り込んでいた。おかげで良くないイタリア語を覚えてしまった。
予約していた時間になったので、ゴンドラ乗り場に向かう。ゴンドラは予約しなくても乗れるのだが、ボッタクリの温床らしく、英語やイタリア語で交渉できる語学力がない以上、予約するのが確実だった。ゴンドラの公式料金は30分90ユーロ(夜間は110ユーロ)で、人数が多いほど1人当たりが安くなるため、相乗りのツアーが最適解かなと思われる。実際にゴンドラに乗ってみた感想だが、これは乗る価値があるなと感じた。ため息橋の下をくぐるところからスタートし、細い運河や小さな橋の下をいくつも通りながらゆっくり進んでいく。運河の上から眺める街並みは、徒歩で見ていた景色とはまた少し違って見える。ヴェネツィアは運河に面した玄関を持つ家やホテルがあり、船で直接乗りつけて入るらしいのだが、そういった玄関も間近で見ることが出来る。どの瞬間を切り取っても絵になるので、スタートから終点まで動画を回し続けたいぐらいだった。ヴェネツィアらしさを1番感じられる体験だったと思う。

ゴンドラからの景色は最高だったが、相乗りだったため、私たちの前に座っているイタリア人のお姉さんたちの後頭部やスマホ、そして私の隣に座っている夫の鼻先が写り込まないように写真を撮るのは至難の技である。
また、ゴンドラは小さな舟でバランスが命のため、少しの体重移動も気を遣わねばならない。立ち上がって移動するなどもってのほかだ。
よって、あまり撮れ高はない。
駅に帰る道中は、かなり人が疎らだった。夕方6時頃だったのだが、ヴェネツィアの観光スポットがたいてい5時、6時で閉まるためだろうか。無人の素晴らしい街並みを写真に収めることができるので、あえて長居してみるのもいいかもしれない。
ホテルに戻り、スーパーで買ったオレンジジュースを飲みつつ、惣菜と生ハムを食べてみる。マリネは、アンチョビの方がかなり酸味が強めで、エビやイカが入った方は逆に酸味が少し物足りない。足して2で割ると丁度いいが、美味しいと言っていいレベルである。日本人の舌に最適化された、成城石井のマリネのほうが美味しいというだけだ。夫はアンチョビのマリネのにおいが気になると言っていたが、私には全く分からなかった。どこか麻痺しているのかもしれない。ちなみに生ハムはちゃんと美味しかった。日本でも売ってそうな味だ。オレンジジュースはバヤリースを炭酸にしたような味だった。


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